トイレの便器を選ぶ際にポイントは何かありますか?また、種類はどんなものがありますか?
お客様のご要望や目的により、選択機種が大きく変わると思いますが、小型スペース化を実現するタンクレスタイプ、省エネや節水に配慮した環境型、お掃除が楽なタイプなどもありますが、ほぼどのメーカー製品も性能的に大きな差はありません。予算を重視するということであれば、普及型のタンク式便器になりますし、タンクレスタイプでも樹脂製の安価な商品も発売されています。
便器は排水がどこを通っているかで商品が変わってきます。トイレの奥の壁から何センチを通っているか、を排水心(芯)○○センチとして表記されます。国内メーカーで発売される現行品は基本的に全て排水心20センチとなっています。
※上記のタンクレス以外で説明します。
既存の便器の排水心と同じ寸法の後継機種もあります。これが最もお求めやすい商品であり、工事も簡単です。
しかし、交換時期を迎えた便器はほぼ20センチではありません。でも「今どきの便器がいいな」「最新の節水タイプが欲しい」となると、便器の中で排水をアジャストできるリフォーム用トイレが発売されています。または、床の一部を開けて排水心を移設する方法もありますが、床の補修とその内装も併せて行う必要があります。「内装はそのままにしたい」なら前者、「内装も併せて」とお考えなら後者を採用されれば良いと思います。