アール・ヌーボー
19世紀末?20世紀初頭にかけて、ベルギーやフランスを中心にヨーロッパ各地に波及したデザイン様式。
1895年パリにできた美術店、アール・ヌーボーの名に由来している。
花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。
建築・家具では、ヴィクトール・オルタによるタッセル邸(ブリュッセル、1893年)、エクトール・ギマールによるパリの地下鉄駅出入口、アントニ・ガウディによるサグラダ・ファミリア(建設中)などがある。
ブリュッセルやリガ歴史地区のアール・ヌーボー建築群は世界遺産に指定されている。