アトリウム
古代ローマの住宅建築における天窓のある広間、または、初期キリスト教会の前面に設けられた回廊で囲まれた中庭のこと。
ギリシャ神話で宮殿の水盤のある中庭をアトリウムと呼んでおり(現代のギリシャ語では「明るい・晴れた」という意味)、そこからラテン語で古代ローマ時代の住居の中庭を意味するようになった。「アトリエ」の語源にあたる。
現代では、ガラスやアクリルパネルなど光を通す材質の屋根で覆われた大規模な空間のこと。
ホテルや大規模商業施設、オフィスビル、マンションのエントランスホールに設けられる、壁面や天井にガラスを使用した吹き抜けを作った開放的な空間をアトリウムと呼ぶようになった。