月桃紙
月桃という植物の葉でつくられた紙。
沖縄に生育する多年草。月桃の葉には、独特の芳香があり、防虫忌避と抗菌作用があり、その効果を紙の性質に取り込むことができる。
また、調湿作用があり、繊維が浮き出る表面の質感、強度などが特徴。
有害物質の発生が極めて少なく、焼却してもダイオキシンを全く発生しない自然素材であることや、和紙ならではの質感、デザイン性の高さに人気がある。
障子紙やふすま紙、壁紙などに使用される。
収穫後約1年でもとの大きさに成長するので、大量に収穫しても森林破壊などの環境破壊を起こさない。そのため、木材パルプの使用量を大幅に節約でき、月桃紙は地球環境に優しい紙といわれている。