バリアフリー工事を行う際の主なポイントは、以下の7項目ある。
(1)階段の形状:安全かつ容易に昇り降りできるように、安全上問題があると考えられる「回り階段」等は採用しない。最上段の通路等へのくい込み部分や、最下段の通路等への突出部を設けない。
(2)階段の勾配:安全かつ容易に昇り降りできるよう、勾配は47度以下、推奨は41度以下とする。また蹴込みは30mm以下として、蹴込み板を設けること。
(3)踊り場:転落した場合の転落距離をできるだけ短くするため、踊り場等を設けること。踊り場の路面にノンスリップを設ける場合は、踏面と同一面にすること。
(4)踏面や段鼻:踏面や段鼻(踏み板の先端)は、つまずかないように十分に配慮すること。
(5) 手すり:上下の移動を補助する手すりや転落防止のための手すりを、踏面の先端から700mm-900mmの高さに設置する。また勾配45度以下の場合 は少なくとも片側に、勾配が45度超の場合は両側に手すりを設置すること。勾配角度に関係なく両側設置を勧めている。
(6)照明:足下が暗がりにならないように、十分な照度を確保すること。
(7)火災警報器:寝室がある階(屋外に避難できる出口がある階を除く)の階段最上部に火災報知機を設置すること。
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