住宅の耐震性を調べる方法の1つ。専門家などが建物を目視調査と間取りから診断する「一般調査(診断)」と、より詳しくプラン・間口の大きさや仕上げまで家屋調査を行って診断する「精密調査(診断)」がある。簡易耐震診断は国土交通省の「木造住宅の耐震精密診断と補強方法」に基づいた在来工法(木造軸組工法)の木造住宅専用の耐震診断であるため、木質系プレハブ工法や2×4工法の住宅には適用できなかったが、2004年の改正で、それまで対象外だった建物も診断できるようになり、「一般調査(診断)」「精密調査(診断)」の2段階だったものが、「誰でもできるわが家の耐震診断」「一般診断」「精密診断」の3段階に分割された。
地盤・基礎、建物の形、壁の配置、筋交い、 壁の割合、老朽度の6項目をそれぞれ評価し、その点数を掛け算して判定する。総合評点が1.5以上であれば「安全」、1.0以上1.5未満であれば「一応 安全」、0.7以上1.0未満であれば「やや危険」、0.7未満であれば「倒壊や大破壊の危険がある」と判定される。特に1.0未満の場合には、専門家の精密診断を受け、耐震補強について検討することが必要。
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