建築年代でおよその強度や壁の中の構造が把握でき、大きな転換を迎えたのは1981年と2000年。
●1981年(昭和56年):建築基準法の耐震基準が強化され、柱と土台、柱と梁や胴差し(柱相互を連結し、2階の壁や床を支える横架材のこと)に建築金物を使い施工することが義務付けられた。
●2000年(平成12年):建築基準法が改正され、出隅(壁と壁、壁と柱などが交わることでできる外側の隅の部分のこと)の壁に筋交いをクロスに入れたり、構造用合板などと抱き合わせて壁の耐力を強くすると同時に、基礎の中にホールダウン金物を埋め込み、それを柱に取り付けて、柱が引き抜かれないようにすることなどが義務付けられた。
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