和家具や建材として使用される樹木のひとつ。
広葉樹・ゴマノハグサ科。
日本で採取可能な樹種では、最も柔らかく軽い材質をもつ。
材料としては、割れ・狂いの少なさや、調湿・加工・遮音・断熱の各性能に優れた能力を持つ。
古来より、天井・建具の材料としてのほか、内装装飾や彫刻欄間のためにも使用されてきた。このほか「桐箪笥」といった和家具や「琴」「琵琶」などの和楽器、そのほか細工物に使用する素材など、幅広く重用される。
国内で有名な「桐」には、福島・会津桐や岩手・南部桐があげられる。
国外では中国・南米・台湾等からの輸入材があり、現在の桐材料としては、海外からの輸入材が主流となっている。
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