建築物の耐震性を判断する際に基準とする指標をいう。
設計震度は、地域性を考慮した地震頻度(地震地域係数)や建物と地盤の関係性、建物の用途や重要度・構造方式を考慮して決定する。
この「設計震度」は、建築物(住宅など)の耐震性を確保するために用いられる。
通常の設計手法では、建築物の低層・中層各部に地震力や風圧力を想定した静的水平力を作用させ、その際に建物内部から生じる抵抗力(応力)を確認し、どの程度の震度に耐えるか、即ち安全であるか判断している。
静的水平力・・・地震発生時に構造部が繰り返し受ける正負の揺れを、設計計算上は「一定の揺れ」として見ることを「静的水平力」という。対して高層建築では個々の地震動特性などを考慮して設計する。
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