建築物の上方で建物を覆う部分。雨や雪、風を防ぎ、日射を遮る。建物のデザインや地域性、気候に合わせて以下のようなさまざまな形状がある。
(1)入母屋(いりもや):上部が「切妻屋根」、下部が「寄棟屋根」のようになっている屋根。
(2)片流れ(かたながれ):1方向だけに勾配のある最も単純な形の屋根。比較的規模の小さな山荘や付属棟の屋根、物置などに見られる。
(3)切妻(きりづま):本を開いて伏せたような形をしている屋根で、わが国で最も代表的な屋根形式。2方向へ雨水が流れるシンプルな形のため、建築費も安くすむ。
(4)方形(ほうぎょう):中央の1点を頂点として四方に傾斜する4つの面で構成する四角錐(しかくすい)のような形の屋根。
(5)寄棟(よせむね):4方向の勾配で構成される屋根。切妻屋根のような妻側の壁がない。端正な外観となる。
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