地中熱
地下(約5?200m)の低温熱エネルギーのこと。
地下の比較的浅い部分にある比較的低温の熱を意味する。
地下の温度は土壌の断熱機能により大気の温度変化の影響を受けにくく、一年を通してほぼ一定であることを利用し、古くから食品や氷の保存に利用されてきた。
現代においては、ヒートポンプを用いて冬場は地中から熱をすくい上げる(暖房)、夏場は地上の熱を地中に放出する(冷房)という形で利用する。エアコンのようにコンプレッサを用いるものの他、地下水や不凍液等を循環させることにより熱運搬を行うものもある。