家づくりのご要望・目的
I様邸は築49 年。広い玄関、ゆったりした広縁、ふすまを開け放せば大広間として使用できる田の字型に配置された和室など、昔ながらのつくりが特徴の風格ある住まいでした。
「申し分ないほど広いのですが、使っていない空間がけっこうあったんです。キッチンが北側の奥にあるのも不便でした。だから、家族がくつろぐスペースをもっと広くしたい、キッチンやリビングを住まいの中心にして、もっと暮らしやすいレイアウトにしたいと考えていたんです」そう語るI様が、具体的にリフォームを検討しはじめたのは2005年秋。リフォーム雑誌に目を通したり、住宅展示会や完成現場見学会へ足を運んでみたり、積極的に情報収集を開始しました。
OKUTAへ依頼することを決めたのは、「間取りはそのままで変化は最小限度というプランが多かった中で、いちばん大胆なプランを提案してくれたんです。今の暮らしにピッタリの住みやすそうな間取りだったので、これだと思いました」とご主人。みずからLOHAS studio熊谷店を訪れてみて、無垢材や珪藻土などの自然素材の魅力にもひかれたといいます。
オール電化住宅を選んだ理由を尋ねてみると、「エコが気に入ったんです」と奥さま。
「Co2 が少なく、環境にいいので、まずエコキュートの導入を決めました。子供がまだ小さいので、火を使わない安心感も魅力ですし、光熱費が安くなるというメリットもありますよね」加えて、お父さまの「バリアフリーにしたい」という願いもかなえて、3世代が快適に暮らすための古民家大改造がスタートしました。
施工事例 ビフォー・アフター
「暮らしやすさを優先して、大胆にリフォームしたい。ただし、古い梁や大工だった祖父がつくってくれた建具などは、できるだけ利用したい」というのがI様のリフォームのテーマ。「そのため、建物を支える柱だけを残して、建て替えと同様の大規模な工事になり、工期も長く、ご家族にはたいへんなご負担だったと思います。その分、ご希望をかなえられるように、全力でがんばりました。とくに配慮したのは、屋根の裏や梁を見せるプランですから、断熱処理をしっかり行うことでした」プロデューサーの金井。
インテリアデザイナーの滝澤が力を注いだのも、古民家の素晴らしさを最大限に生かすこと。
そして、「最初の打ち合わせから約1 年という長期のリフォームでしたが、とくに不安などはなかった」とい
うご主人。「打ち合わせを何度も重ねたので、信頼して任せられました」
2006年7月に解体工事がはじまったI様邸は、2006年12月にはほぼ完成。造作部分などの細かい工事は、住みながら行うことになり、2007年元旦は新居で迎えられました。
「オール電化住宅の住み心地は快適です。環境にやさしくて経済的、そのうえ火を使わないから安心できると思って、まず決めたのがエコキュートの導入です。いつでもたっぷりのお湯が出るので、追い炊きの必要もなく、本当に便利です」
そんなI様の電気料金メニューは「電化上手」。「電化上手」は、夜11 時から朝7 時までの電気料金が割安な時間帯を上手に活用することで、電気料金がグッとおトクになる、オール電化住宅に最適な料金メニューです。
「I H クッキングヒーターの火力も予想以上に強いですね。とくに驚いたのはオーブンです。電気でこれほどパワーがあるとは……。クッキーやケーキが思った以上の出来映えですし、小さな子供がいても安心です」
そう語る奥さまの趣味は、お菓子づくり。近い将来に手づくりお菓子の販売を計画中というほどの腕前です。業務用のオーブンを採用しようか迷ったといいますが、「電気でも十分な火力なので、商品としてのお菓子も納得の仕上がり。これから開店準備を進めます」と意気揚々です。
バリアフリーを希望していたお父さまも、「洋式トイレや手すりを設置して、動作がラクになりました。リフォームして本当によかった」と大満足のご様子。
無垢材や珪藻土などの自然素材をふんだんに使用、古民家の風情を生かしながら、最新のオール電化住宅として生まれ変わったI様邸。3 世代が安心して暮らせる住まいが実現しました。