子どもの誕生や成長を機に、住宅について考える方は多いと思います。住宅の価格や広さ、設備などはもちろん大切ですが、子どもたちや子育て家族にとっては快適に暮らすことができるかどうかがもっとも大きなポイントであり、近年、家族の温もりが感じられ、安心・安全な暮らしを送れる、子育てにやさしい住宅が注目を集めています。ここでは、そもそも子育てにやさしい住宅とは何か、子育てにはマンションと一戸建てどちらがよいのかをご紹介します。子育てリフォームを検討されている方は、しっかりと確認しておきましょう。
子育てにやさしい住宅とはどういったものでしょうか。どの親も子どもが健やかに成長することを望んでいます。子どもの笑顔のために子育て家族が意識しておくべき特徴として、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
まず、安心・安全が確保されているかどうかが大切です。なぜなら、子どもは大人よりもか弱い存在であるため、ちょっとしたことでケガをしてしまいますし、好奇心が旺盛なことから、大人が思いもしないようなことが起こる場合もあり、目が離せないものです。そのため、キッチンからリビングやダイニングが見渡せるようにして、常に子どもを見守れるような設計にしたり、微妙な床の段差を無くしてつまずかないようにしたり、すべりにくい床のお風呂を採用するなどして、そもそも事故を起こさないようにする工夫が必要です。LOHAS studioでは、厳選した自然素材を採用しているので、シックハウスなどを気にされている方はぜひ、ご相談ください。
次に、ママにとってストレスをためない空間になっているかどうかが大切です。なぜなら、ママの笑顔は子どもの元気の源にもかかわらず、ママが家事や育児のストレスで元気がなければ、家族全体が暗くなってしまいます。そのため、食器洗い乾燥機を設置したり、子どもに片づけの仕方を覚えてもらえるように玄関近くに収納を設けたり、設備や間取りを工夫して、毎日忙しいママの家事や育児の負担を軽減させることが必要です。
最後に、親子が触れ合いながら過ごせる空間になっているかどうかが大切です。なぜなら、小さな子どもはいつも親のそばにいたいものですし、子どもの成長に親子のコミュニケーションは欠かせません。そのため、親子が川の字になって寝られるように広めの寝室にしたり、子どもと一緒に料理を楽しめるように広めのキッチンにするなど、家族のふれあいの機会が増えるような工夫が必要です。親子の絆を深めるため、一緒の時間を大切にしましょう。
子育てには「マンション」と「一戸建て」どちらがよいのか悩む方も多いかと思います。どちらにするか考えるポイントとして主に以下の3つが挙げられます。どんな暮らし方をしたいかをもとに検討しましょう。
子どもがいると、夜泣きや、少し大きくなれば、家の中を走り回ったり、兄弟げんかをして泣いたりと、子育てには騒音の問題がつきものです。騒音の問題が原因で、周りの家族とのトラブルにも発展する可能性もあります。マンションであれば、一戸建てと比べて、隣近所だけではなく下の階などにも気をつけなくてはなりません。しかし、マンションは子育てに不向きなのかと思われる方もいますが、そうでもありません。防音にも配慮したリフォームを行い、窓には防音効果のある内窓を設置したり、防音効果のあるセルロースファイバーという断熱材で、二重床にしたり、部屋全体を防音効果のある断熱材で包み込むことで、物音が聞こえにくい設計にすることも可能で、遮音性を高めることができます。多少の物音なら近所の子ども達との友達関係を築きやすいという面もありますが、気になる方はぜひご相談を!子どもたちが多く暮らしているマンションであれば、子育てに適した環境であるとも言えるでしょう。
近年では、世知辛い世の中となり、何かと事件が多く、セキュリティ・防犯への関心が増しています。マンションであれば、2重、3重にセキュリティが掛かっている場合も多く、さらに、個々の部屋のベランダ側のガラス戸にもセキュリティが入っているといったこともあります。また、監視カメラが設置されていたり、警備員がいてくれたり、子育て家族にとっては魅力的です。また、マンション内で住民同士の交流も多く、お友達と一緒に学校から帰ってくることができることも安心できるでしょう。また、一戸建てでも、リフォームを機に、カメラ付きインターホンや、人が通ると点灯する人感センサー式の照明器具を周囲に取り付けたり、民間の警備会社などと契約してホームセキュリティシステムを導入したりすることで、セキュリティを強化することができます。
一戸建てであれば、庭を自由に使えます。そこで、子どもが走り回ったり、親子でバーベキューを楽しんだりすることができます。また、家庭菜園やガーデニング、庭いじりをしたりすると、植物や虫と触れ合え、自然を通して子どもの感性を育てることもできるでしょう。マンションでも、「多目的スペース」「キッズルーム」といった共用スペースを利用することができるところもあり、お友達とそこに集まって遊んだり、誕生会などを催したりして、コミュニケーション能力は育てることができます。