子供部屋は、どうしてもモノが多くごちゃごちゃしてしまい、せっかく片付けても、子どもが散らかしてしまい、ストレスを感じているという方も多いかもしれません。多くのお子さんは片付けへの苦手意識をもっている場合もあり、子供部屋の収納方法を工夫してあげることで、意外と簡単に改善することもあります。ここでは、改善するための収納のポイントやおすすめの収納術をご紹介します。まずは、収納を見直してみましょう。
4.5畳程度の広さが子供部屋の広さのひとつの目安となります。なぜ、4.5畳なのかを考えるのに、そもそも、子供部屋の役割を整理する必要があり、役割は大きく分けて以下の3つが挙げられます。
使う場所の近くに収納する場所を設置することがポイントです。なぜなら、収納する場所が使う場所から離れていると、片付けすることが面倒くさくなり、そのまま出しっぱなしになってしまったり、子どもはいろんなことに興味を持つものですから、別のことに取り組んでいる間につい収納することを忘れてしまうといったことが多い傾向にあります。近くに収納する場所があれば、より片付けがしやすく、また忘れずにすみ、収納することを習慣化できます。また、リビングなど来客があるところに、収納する場所を確保している場合には、すぐに隅などに移動できるように、キャスター付きの収納などを利用することも一案です。
モノの量を把握できるように収納することがポイントです。なぜなら、子どものモノは成長にともないどんどん増えるため、処分しきれず、同じ種類のモノや全然使っていないモノなどがどうしても出てきます。そのため、種類や使う頻度ごとに分けて収納し、自分のモノをしっかりと把握する必要があります。把握できれば、優先順位をつけることができ、よりスムーズに不要なモノを処分をすることができ、モノがむやみに増えてしまうことを防ぐことができるようになります。
子どもが自分で片付けられるようにすることがポイントです。なぜなら、いつまでも片付けられないと、大人になってもずっと片付けが苦手のままである傾向が強いためです。そこで、子どもには片付けを習慣化させる必要があり、その第一歩として、少ないアクションで出し入れができるような収納にするのがよいです。最初は、一人でモノをざっくりと収納できるようにさせ、徐々に、種類ごとなどに分けて細かく収納していくよう身に付けさせるのがよいでしょう。
子供部屋のおすすめ収納として、簡単なものをピックアップしてみました。収納を見直し、子供部屋をすっきりさせ、子どもに日頃の片付けの習慣を身につけさせるためにも、ぜひ、これらを活用してみてください。
1つ目は、IKEAさんなど購入できる収納ボックスをおすすめします。汎用性も高く、使いやすいためです。縦にも横にも使えるため、横にして、カウンターや上にクッションマットを置くことでベンチソファのようにすることもできますし、ボックスの組み合わせ方を変えたり、新たに買い足したり、使わなくなってしまったら、別の部屋に一部の収納ボックスを移動させたりと、子どもの成長にあわせて収納を変更することが簡単にできます。また、中にいれるボックスやバスケットの種類が豊富で、これらを変えるだけで子供部屋の雰囲気も大きく変わるため、子供部屋のアレンジもしやすいことでしょう。さらに、1段目にはこれを収納するようにして、2段目にはあれを収納するようにする等、お子さんにとっても収納方法がわかりやすくなります。
2つ目は無印良品などで購入できるバスケットをおすすめします。こちらのバスケットとはやわらかい素材を使用したバケツ型のカゴになります。カゴの両脇に持ち手がついているものは、持ち運びしやすいことが特徴で、ざっくりとモノを収納するのに適しています。急な来客時に簡単に移動できるため、リビングなどのお子さまの収納に活用されている方もいらっしゃいます。また、IKEAさんの収納ボックスと組み合わせると、かわいい部屋づくりができるでしょう。
3つ目は、リフォームで作り付けの収納をつくることも可能です。住まいをリフォームする際に子供部屋に造作の収納を同時に依頼することで、気になるコストもお安くなるかもしれません。部屋の壁紙をかわいい色やテキスタイルなどのデザインを選んだり、小さなドアノブ1つまで好みで選ぶことができることで、より愛着がわき、積極的に収納をするようになるでしょう。