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徹底した防災対策で災害への備えは万全

OKUTAでは、耐震強度を損なう工事は一切受け付けていません。構造計画に則った最適な構造補強を提案いたします。

災害に強い家づくりを実践

想像した以上に低い数字が

18年前にこの家を建てたのは、中堅建設会社だったが、工事を担当したのが「とても腕のいい大工さんだった」そうです。S様によれば、いまだに立付けの狂いがまったくないそうで、改めて現地調査したスタッフも「良心的に作られた家だ」と折り紙をつけています。
しかしいざ診断してみると、判定数値は0.540と想像以上に低い判定結果が出た。これは「倒壊または大破壊の危険がある」というレッドゾーンでした。
数値が低かった理由は、2階の重さを支える1階の壁量が全体的に少ないのが最大の原因でした。また、既存の壁には筋交いが入っていたものの、3つ割の薄い木材が使われているため、強度が足りないと判断されたのです。コンクリートの布基礎はほとんど劣化しておらず、地盤も良好。あくまでも壁の配置バランスと、壁耐力の不足がポイントを下げたことになります。

お金もかけずに死んだのでは…

屋根の軽量化が次の目標に?

いまS様は、約4tの重量がある本瓦の屋根をどうしようかと迷われています。スタッフは「急がなくてもいいのでは」との判断をお伝えしましたが、荷重を小さくしたほうが耐震性をより高めるはずだとのお考えからです。
70歳になるS様にとっては、同居している息子さんがこの家を残したいと考えているかどうかによる、というところかもしれません。
なおS様邸のガレージの隅には、業務用の小型発電機が設置されていて、屋内への配線はもとより、井戸から飲料水をポンプアップできるようにしてあるそう。もし災害に見舞われて、停電や断水になっても困らないようにとの備えからだそうです。

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