再三にわたる増改築が重大な構造的弱点の原因に  リフォームのOKUTA

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再三にわたる増改築が重大な構造的弱点の原因に

OKUTAでは、耐震強度を損なう工事は一切受け付けていません。構造計画に則った最適な構造補強を提案いたします。

外見はよく手入れの行き届いた家

鉄骨構造ではわが国有数の技術者、けれど

M様は現役時代、大手の鉄構会社に勤務していた技術屋。特に溶接が専門で、工学博士号をお持ちになっており、日本溶接協会や軽金属溶接構造協会などの役員も務めるなど、この世界では知られた権威者でした。そうした関係で、鉄骨構造物の耐震強度などについて講演を依頼されることも多いそうです。
しかし、こと木造建築物に関してはあまり自信がないとご本人も仰っていました。仕事一筋だったころには木造建築にはあまり関心がなかったのかも知れないが、それでも最近になって参考文献などを調べているうちに、自分の家の安全性について少し不安になっていたそうです。
そうした矢先、たまたま目に付いた木耐協の耐震診断告知チラシを見て、確認する意味でも診断を受けることにしました。

既存構造と増改築の接合に大きな問題が

揺れない家になって、安心感が違う

改善プランは、徹底的に1階部分の壁を補強しようというものでした。既存壁の強度不足もさることながら、大きな間取り変更は難しいので、壁構造を強化することによって直下率の低さも補う、という考えからです。
壁補強箇所は実に14か所にも及んでいました。もともと内壁が少ない家だったものの、外側の4面をガッチリ固め、確実に強度を高めました。
こうした本体構造の補強を行う一方で、クラックが発生していた補強の樹脂注入による補修、問題だった接合部の金物による緊結なども行った結果、M様邸の診断数値は「ほぼ安全」のレベルまで大幅に改善されました。

補強工事は2006年の春先に行われましたが、家にいることが多い奥様がまず気付いたのが「揺れない家になった」ことだそうです。
M様邸は表通りから1ブロック内側にあるので、表通りとの直線距離は30mほど離れていますが、それでも大型トラックなどが通るとガラスがビリビリ震えるほど揺れていたと言います。しかし、補強工事の後は、ほとんど揺れを感じなくなったそうです。

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