価格帯別にキッチンリフォームでできること　リフォームのOKUTA

使いやすさを求めてキッチンリフォームを考える主婦も多いかと思います。これは、主婦にとってキッチンは主戦場であり、キッチンに対する不満や要望があると、主婦は明るく過ごせず、そのため、必然的に家全体の雰囲気も明るく活き活きとならないためです。
しかし、キッチンは水道、ガス、電気などを扱う複雑な機能が集まる場所であるため、キッチンリフォームの費用は、選ぶ機器や工事の内容によって大きな差が出ます。
そこで、ここでは、価格帯別にキッチンリフォームでできることと、キッチンリフォーム価格の変動要因について紹介していきます。
是非、キッチンリフォームについて「これくらいの費用でだいたいこれくらいの工事ができる」という目安づくりの参考にして下さい。

価格帯別にキッチンリフォームでできること

50～150万円、150～400万円の価格帯毎に、それぞれキッチンリフォームでできることをまとめています。よくあるリフォーム工事事例とおおよその価格を確認しておきましょう。

キッチンリフォーム価格の変動要因

目安をたてるために知っておきたい、キッチンリフォーム価格の変動要因について、「キッチン」と「工事費」の2つに分けて説明しますので、それぞれの要因を確認しておきましょう。

キッチンリフォームする際の注意点

キッチンリフォームの際に、気を付けるべき4つのポイントがあります。事前にポイントを知っておき、理想のキッチンを実現させましょう。

間取り

間取りを変更する際には、実際に使うときのことを考えることが重要になってきます。
一人でキッチンに立つことが多い場合は、通路の幅を90cm～110cmに、二人以上で立つことが多い場合は120cm以上にすることをおすすめします。
また、お料理を頻繁にする方は、調理スペースは50cm以上にすると、使い勝手の良いキッチンになるでしょう。

しかし、理想のキッチンを目指して現在よりも広いキッチンにしてみたら、リビングスペースが狭くなりすぎてしまったなんてケースも少なくありません。
そのため間取りを変更する際には、事前にリフォーム後の間取りはどのようになるのか、しっかりと把握しておく必要があります。
また、マンションの場合は戸建てとは異なり、キッチンの設置位置の変更などは難しい場合もあります。
リフォーム会社の方に前もって相談しておくとよいでしょう。

水回りの位置

現在あるキッチンとは異なる向きや位置に新しいキッチンを置きたい場合は、排水溝や排気口の位置に注意が必要です。
排水溝や排気口の位置により、水道管の延長や増設といった工事が必要となってくるため、予定の費用を超えてしまうケースも少なくありません。
そのため、水回りの位置をずらさなければならないかどうかをリフォーム会社に相談するとともに、リフォームする上でどうしても譲れない要望などを決めておくと、スムーズにリフォーム工事まで進められるでしょう。

設備

キッチンのリフォームに合わせて、「ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更したい」や「食器洗い機（食洗機）を付けたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
そんな時に注意しなければならないのが、お住まいの電気の容量です。マンションの場合、一戸あたりの電気容量に上限が設けられています。
容量を引き上げたい場合は、一度不動産会社を通じて問い合わせしてみるといいでしょう。ただし、全てのマンションで上限を上げられるわけではないので、注意が必要です。
現状の電気使用量と上限の把握はもちろんのこと、コンセントの個数や位置も事前に確認しておきましょう。

管理規約の確認

戸建てとは違い、マンションでのリフォームでは、管理規約の確認やリフォーム着工前に管理組合への報告が必要となってきます。その中でも注意が必要なのは、管理規約の確認です。
管理規約の中でチェックすべき項目は、下記の5項目になります。

• ●　専有部分の範囲の確認
• ●　使用できる床の材質に関する制約の確認
• ●　修繕計画の予定(工事期間やリフォーム機器の搬入および組み立て、騒音防止の対策)の確認
• ●　管理組合への通知および承諾事項の確認
• ●　電気設備、給排水設備、電気回線の新設または増設に関する確認

管理規約のチェック、管理組合への報告など、事前にしなければならないことが多くあります。そのため、早め早めに取りかかることをおすすめします。
また、マンションのリフォームに制限が設けられているのは建物の強度やバランスを保つために重要なことなので、制限については確認不足がないようにしましょう。

キッチンリフォームの流れと期間

基本的なキッチンリフォームの流れと期間について紹介していきます。

• ステップ1：情報収集

  まずは情報を収集し、どのようなキッチンにリフォームしたいのか具体化します。カタログやWEBサイトを見たり、キッチンショールームの見学に行くなど方法はさまざまです。
  どんな機能が欲しいのか、キッチンの高さはどのぐらいが自分に合うかなど、キッチンを使用する際のイメージを膨らませ、イメージをまとめます。

• ステップ2：リフォーム会社に相談する

  キッチンのイメージが固まったら、リフォーム会社に相談をしましょう。
  実際に現場を見てもらい、実現可能かプロに判断してもらいます。 その時に管理規約を用意しておくと、規約の制限なども踏まえた上で、理想のキッチンが実現可能か検討してくれるため、スムーズにリフォームプランを組むことができます。

• ステップ3：プランと見積もりの確認と契約

  リフォーム会社と相談の後は、プランと見積もり書の確認をしましょう。
  合意した内容がすべて含まれているか、合意した内容以外の事は含まれていないかなどしっかりとチェックをしましょう。
  契約が決まってから工事が始まるまでは、多少時間があるため、その間に管理組合へリフォームを行うこと、工事期間について報告しておくとスムーズです。

• ステップ4：リフォーム工事開始・引き渡し

  工事の流れとしては、養生作業→キッチン解体→キッチンの組み立て・取り付け→配管・配線の接続→内装工事を経て、引き渡しとなるのが基本です。
  リフォームにかかる工事期間は内容によって変わりますが、キッチンの入れ替えのみの場合だと、通常は4日間程かかります。
  引き渡しの際には、引き出しや扉などの設備や機器が正常に動くかどうか丁寧にチェックしましょう。

まとめ

今回はマンションのキッチンリフォームの費用と注意点についてご紹介していきました。
キッチンの種類や設備によって、かかる費用が変わるだけでなく、マンションの場合さまざまな制約があり、キッチンリフォームは難しいと感じてしまっていませんか？
しっかり前もって準備すれば、難しいことはありません。 毎日使うキッチンだからこそ、使いやすい理想のキッチンにリフォームし、大切な人との食事のひと時を楽しみましょう。