キッチンは毎日の暮らしを支え、家の中でも特に生活の要として機能する場所。
料理にこだわる人でなくとも、古いキッチンや狭いキッチンをリフォームしたいと思ったことはあるのではないでしょうか。今回はそんなキッチンリフォームに関する費用をタイプ別にご紹介します。
また、当社での施工事例も掲載しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
価格帯ごとにできるキッチンリフォームの例についてはこちら!
価格帯別にキッチンリフォームでできること
ひとくちに「キッチン」と言っても、壁付け型のI型キッチンから独立型アイランドキッチンまで、様々なタイプのキッチンがあります。
どのタイプを選ぶかによってリフォーム費用も大きく変わってくるため、まずはキッチンのタイプ別の費用相場と特徴をご紹介します。
壁付け型の一番ポピュラーなタイプのキッチンです。一般的なタイプであるため、デザインが豊富で価格帯も幅広く、扉タイプなど安価なものはキッチン本体の商品代金が15万円?30万円ほどで購入できます。
シンプルな造りのI型キッチンは、使い勝手の良さとリフォームの安さがメリットです。料理をする方にとっては、使い慣れたキッチンのタイプなのも嬉しいポイントです。
単なるI型キッチンではなく、カウンター・配膳スペース・前後に豊富な収納機能を盛り込んだ夢のようなキッチンです。
調理スペースだけでなく、後ろにものを置くスペースも確保されているので調理の際に役立ちます。
コンロとシンクが直線上に配置されているI型タイプに対し、コンロとシンクがL字状に90°で向き合っているタイプのキッチンです。
作業スペースが広く、使い勝手の良さから人気を集めています。人気のタイプであるため、素材やデザインにこだわったハイスペックな商品が揃っており、費用相場はI型タイプに比べると高めです。
安価なものは商品代金60万円?100万円程度で購入できますが、高いものになると150万円以上する製品もあります。
水回りの老朽化にともない、リフォームを決意したご依頼者様。
前までは暗かったキッチンも、採光を意識した造りにリフォームすることで明るく清潔感のあるエリアに変わりました。
L型キッチンの特徴でもあるように作業スペースが広く、洗い物と調理の場所が分かれているため、広々ゆったりと料理ができます。
作業台を独立させた「島」のような形状のキッチンです。アイランド部分が他の部分と完全に分離しているため、本体価格だけでなく工事費用も他のタイプに比べると高めの費用相場になっています。
安価なものでも100万円、高いものになると200万円近くする製品もあります。
お子様も見渡せるようなアイランド式キッチンへのマンションリフォーム。
今までは細かく仕切られていたキッチンですが、壁を取り払うことで解放感のある大空間を実現しました。
次に、キッチンに使用される材質別に費用相場をご紹介します。
同じようなデザインであっても、使用される材質によって費用は大きく上下します。
自分のイメージしたキッチンを実現するだけの予算があるか、予算内で費用を抑えるにはどうしたらいいのか、という判断材料として抑えておくと便利なポイントです。
天板(ワークトップ)に使用される材料として最もポピュラーな材質です。
錆びにくく、手入れがしやすく、衛生的であるというメリットがある一方で、傷がつきやすく、デザイン性に欠けるというデメリットがあります。
様々な形状の製品があり、費用も安いためお手頃であるといえます。
天板だけではなくキッチン本体も高品質なステンレスを採用した高級なキッチンもあります。
強度の高さとともに、臭いや汚れがつきにくく、清潔感を保てる高品質な最高級キッチンといえます。
シンプルで機能的な印象のあるステンレスキッチン。
傷みにくく、お手入れもしやすいため、末永くお使いいただけます。衛生面でも優れているため、お料理をするうえでの心配も減ります。
合板にメラミン化粧板を貼り付けた材質を通称「メラミンポストフォームカウンター」といい、一般的には「メラミン」と呼ばれています。
一枚天板のシステムキッチンが流行した際に数多く採用された素材で、継ぎ目がなく水に強いというメリットがあります。
しかし、一方で熱に弱く鍋やヤカンを直接置いてしまうと変質してしまうというデメリットがあります。
費用も安く抑えることができるので、一枚天板のキッチンにする場合にはおすすめの素材です。
天然の御影石や大理石を素材とした天板は、ハイグレードなタイプのキッチンに多く採用されています。
高級感があり、インテリア性が抜群に高いというメリットがある一方で、材質となる石がそもそも高価であり、搬入や設置が難しく、さらに割れやすいため汚れや水が染みやすいというデメリットがあります。
材質そのものの費用だけでなく、運搬費、工事費などを合わせるとかなり高額になりますが、自然素材ならではの重厚感やぬくもりは捨てがたいポイントです。
キッチンカウンターの素材と特徴について、比較検討したい方は下記のページをご参照ください。
人造大理石(人工大理石)を素材とした天板は、様々な色やデザインが多くラインナップも充実しています。
最近の人造大理石の天板は、お手入れもしやすく傷もつきにくいので、価格的にもメリットの大きい商品です。
メーカーによって、人造大理石のメリットやデメリットが違いますから、購入前には十分チェックしましょう。
人工大理石を使用したキッチンは汚れが落ちやすいうえに、衝撃や温度変化などへの耐久性も高いです。色やデザインも豊富で部屋の景観も損ねません。
次に、キッチンの部位・パーツ別の費用相場をご紹介します。
キッチンリフォームを検討するとき、全部を変えなくても気になるところだけ交換したい、新しくしたいという場合があります。
例えば「ガスコンロをIHコンロに変えたい」という場合や、「古いレンジフードを新しいものに変えたい」という場合です。
全体をリフォームする場合でも、ビルトインタイプの食器洗浄機などはオプション扱いになる場合があります。
部位・パーツ別の費用相場を把握することで、リフォーム計画が立てやすくなるはずです。
近年、オール電化住宅の普及に伴ってガスコンロからIHコンロへの交換は人気を集めています。
エネルギー源がガスから電気に変わるため、ガス管の撤去、電気の配線作業などの工事が必要です。
IHコンロの販売価格+取り付け工事費用で大体10万円?30万円程度が相場です。
一般的に、換気扇やレンジフードの寿命はおよそ10年と言われています。ガタガタと異常な音がしたり、煙を吸い込む力が弱くなったと感じた場合には交換を検討しても良いかもしれません。
換気扇やレンジフードにも様々な種類があり、扇風機のような羽を回して換気するプロペラファンタイプから、フィルターの自動洗浄機能がついたハイスペックなレンジフードまで、多種多様な製品が揃っています。
プロペラファンタイプであれば1万円以下で入手することができ、工事費をあわせても5万円以内で交換が可能ですが、機能性は十分であるとはいえません。
一般的なレンジフードの交換であれば本体価格が5万円?15万円程度、工事費用は5?10万円程度が相場です。
仕事の忙しい現代人を日々の洗い物から解放してくれる食器洗浄機は、余裕があれば是非とも導入したい設備の1つです。
特にビルトイン(造り付け)タイプの食器洗浄機は市販のものに比べて容量が大きく、キッチンと一体化しているためインテリア性を損なうこともありません。
設置するには寸法や電源の確認など、満たさなければいけない条件がいくつかありますが、キッチンリフォーム時に1万円程度のオプション工事を追加すれば電源の追加などは可能です。
本体価格は安いもので工事費込みで10万円程度から設置が可能で、最新式の製品であっても20万円程度で設置することができます。
ここまでキッチンリフォームにかかる費用相場を、様々な視点からご紹介しました。
ここで紹介したのはおおよその費用ですので、細かい費用については購入するシステムキッチンや設備によって変動があります。
実際に工事をする業者や、一緒に住むこととなる家族とよく相談して満足のいくキッチンリフォームを実現してください。
3世代が揃って心地よく暮らすために、タイルの天板を取り付けたカウンターキッチンを導入しました。
細部までお子さまの肌に優しい自然素材が中心のデザインです。ステンレス製をご採用されたキッチンには木製のオープン棚を造作して木の温もり感をプラス!